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口調

生成AIで作るSNS投稿の口調(トンマナ)をそろえる方法

更新日:2026-10-16

要点

生成AIに毎回ちがう言葉で頼むと、同じアカウントでも投稿ごとに語尾や絵文字の数が変わります。アカウントの書き方を文章にして固定し、実際の投稿を例として添えると、案の口調はそろいやすくなります。Poslioでは、この書き方をアカウントごとの投稿生成用プロンプトとして持つことができます。

口調がそろわないと起きること

たとえば、パン屋のアカウントを2人で担当し、それぞれがチャットAIに頼んで投稿を作っているとします。1週間分を並べると、次のような違いが出ます。1本ずつは自然な文でも、続けて読む人には別の人が書いているように見え、アカウントの印象が定まりません。

なぜ起きるか

生成AIは、そのとき渡された頼み方と素材を手がかりに書きます。アカウントの書き方が担当者の頭の中にしか無いと、頼み方が人と日によって変わり、口調もそのたびに変わります。

Anthropicは、Claudeのプロンプトの手引きで「例は、Claudeの出力形式、トーン、構造を誘導する最も信頼性の高い方法の1つです」としています。例は3〜5個含めるとよいとも書いています。書き方を言葉で決めるだけでなく、実際の投稿を例として添えると、口調を伝えやすくなります。

Poslioでの対策

Poslioでは、アカウントの書き方をプロンプトとして設定に残し、AIが案を作るたびに使います。口調をそろえるのに使える機能を5つ紹介します。

投稿生成プロンプト

アカウントごとに、文体・語彙・長さ・構成・トーンをAIへの指示にまとめたものです。「素材から作る」と、1件ずつ書くときの「候補を生成する」で、AIはこの指示に沿って案を作ります。設定の「AIプロンプト」タブで、投稿ルールの編集の権限を持つ、そのアカウントの担当の人が作ります。

作り方は2つあります。SNSを接続したアカウントなら、そのアカウントでSNSに公開済みの投稿からAIが作れます(投稿が少なすぎると作れません)。投稿の少ないアカウントや、これまでと違う口調にしたいときは、手で書きます。AIが作ったものも人が直せます。AIが案を作るときは直した内容が使われ、作り直すと上書きされます。

素材から作る|案の確認
今週のおすすめは、くるみとはちみつのカンパーニュです。
薄く切って、少し焼くと香りが立ちます。
#こむぎ堂

この案を外す

明日の朝は、焼きたての食パンを8時から並べます。
売り切れたら、その日の販売は終わりです。
#こむぎ堂

この案を外す

まとめて保存する

同じ投稿生成プロンプトから作った2本の案です。「です・ます」の語尾、絵文字を使わない書き方、最後に付ける店名のタグがそろっています。

画面の例(文言は2026年10月時点のPoslioのもの)

投稿ルール生成プロンプト

過去の投稿から、守っている書き方・避けている表現・扱う話題と扱わない話題・ハッシュタグや絵文字の使い方を、AIが文章にまとめます。AIが案を作るときの指示にはならず、設定の「投稿ルール」タブに参考として出ます。人がこれを読んで、書き方の決まりやNGワードを決める材料にします。

NGワード(注意)

店が使わない言い回しを、アカウントのNGワードに「注意」で登録しておくと、その語が入った投稿を保存したときに知らせます。注意は保存も予約も止めないので、口調の好みのように、直すかどうかを人が決めたい語に向いています。出たら必ず直す語は「修正必須」にします。

投稿の詳細公開待ち
新作のメロンパン、いかがでしたか。
ぜひチェックしてみてください。

校閲の結果

通過したチェック 8件

  • 注意・NGワード注意語「いかがでしたか」が含まれています。

承認なしのアカウントで、「いかがでしたか」を注意で登録した例です。知らせるだけなので、このまま予約もできます。

画面の例(文言は2026年10月時点のPoslioのもの)

テンプレート

入荷のお知らせや営業時間の変更など、毎週の定番の投稿は、本文とハッシュタグをテンプレートにしておくと、1件ずつ書くときに「テンプレートから」で流し込めます。流し込んだあとは普通の下書きなので、その回の内容に書き換えます。テンプレートはAIの案には使われないので、AIの口調は投稿生成プロンプトでそろえます。

承認

担当を分けているなら、アカウントの承認者が内容と合わせて口調も見ます。承認の要るアカウントでは、承認者以外が作った投稿は、承認されるまで公開待ちになりません。差し戻すときは理由を書くので、直し方も書いた人に伝わります。

Poslioでもできないこと

Poslioは、投稿の口調がアカウントの書き方に合っているかを点数にしたり、自動で直したりはしません。投稿生成プロンプトに沿うようAIに指示しても、案の口調が外れることはあります。過去の投稿から作ったプロンプトは、その投稿の癖もそのまま写すので、書き方がばらついていた時期の投稿が多いと、指示もあいまいになります。

書き方をそろえる手順

最初に一度決めて設定し、担当が替わったときや口調を変えたいときに見直します。

  1. よい投稿を選ぶ(決める人): 過去の投稿から、このアカウントらしいと思う投稿を3〜5本選ぶ
  2. 決める(決める人): 語尾、読む人の呼び方、絵文字の数、ハッシュタグ、使わない言い回しを1つずつ決める
  3. プロンプトにする(設定する人): 投稿生成プロンプトを作り、決めたことと選んだ投稿を書き足す
  4. 試す(書く人): 同じ素材から案を2〜3本作って並べ、口調がそろっているかを見る
  5. 見直す(決める人): 外れた案が続いたら、どこが外れたかをプロンプトに書き足す

1人で運用するとき・チームで使うとき

1人で運用しているなら、口調は自然にそろいやすい一方で、AIの案に合わせるうちに少しずつ変わっていくことがあります。投稿生成プロンプトを一度作っておくと、忙しい日にAIに任せても、いつもの書き方から外れにくくなります。

チームで使うなら、書き方を決める人を1人にし、投稿生成プロンプトとNGワードの「注意」を決めておきます。担当が替わっても、設定に残った書き方から始められます。担当の交代で残すものは、引き継ぎのページで説明しています。

そのまま使える例

「実例」は公開されているもの(出典つき)、「作例」はPoslioが作ったものです。

投稿生成プロンプトの書き方(手で書くとき)

作例(Poslioが作成)
このアカウントは、駅前のパン屋「こむぎ堂」の公式アカウントです。

【書き方】
・語尾は「です・ます」。「〜だよ」「〜してね」は使わない
・読む人の呼び方は「みなさま」にそろえる
・1投稿は3行以内。1行目で何のお知らせかを書く
・絵文字は使わない
・ハッシュタグは「#こむぎ堂」だけを最後に付ける

【使わない言い回し】
・「いかがでしたか」「ぜひチェック」「マスト」

【このアカウントらしい投稿の例】
<例>
本日は臨時休業です。
土曜日は8時から、いつもどおり開けます。
#こむぎ堂
</例>
<例>
秋の限定、さつまいもとバターのパンを始めました。
お昼すぎには売り切れることが多いので、お早めにどうぞ。
#こむぎ堂
</例>
ポイント
決めごとを箇条書きにし、実際の投稿を例として添えています。決めごとだけより、例があるほうがAIは口調をまねしやすくなります。例を印で囲むと、指示と例の区別がAIに伝わりやすくなります。
直すところ
店名・呼び方・ハッシュタグを自社のものに替え、例は実際に投稿した文から3〜5本選んでください。長くなりすぎたら、決めごとを削るより例の本数を減らします。

定番の投稿のテンプレート

作例(Poslioが作成)
名前: 週末の焼き菓子の入荷
本文: 今週末は、【焼き菓子の名前】を並べます。
数に限りがあるので、なくなりしだい終わりです。
ハッシュタグ: こむぎ堂
ポイント
毎週のお知らせの形と、付けるタグを固定しています。中身だけを書き換えればよいので、担当が替わっても形が変わりません。
直すところ
【】の部分を投稿ごとに書き換えます。テンプレートはベーシックとチームのプランで使えます。

参考にした資料

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